心惹かれる春の山菜、そして秋の新そば
茨城の自然が育む蕎麦の味わい
二月、静かに顔を出す蕗の薹は、春の訪れを告げる使者のよう。里山の息吹を感じさせるその香りは、まるで自然の贈り物。旬の天ぷらの始まりを告げる、待ち遠しい瞬間です。
三月になると、裏山は生命力に満ち溢れ、コゴミやタラの芽が芽吹きます。大地の恵みをたっぷりと使った天ぷらは、口いっぱいに春の香りが広がり、
心も体もほっと温まります。
四月、春の王者と称される筍が土の中から力強く顔を出し、同時にウドも旬を迎えます。これらの山の幸は、私たちの料理に深みと香りを添え、季節の移ろいを感じさせてくれます。
おおらかで気持ち良い春の味は、きっとお客様に「新鮮で美味しいね!」と笑顔をもたらすことでしょう。
五月中旬を過ぎると、山菜の季節は静かに幕を閉じ、自家栽培しで大切に育てられた、新鮮な野菜たちが主役へとバトンを渡します。
暑い夏には、鼻の奥にツーンと染み渡るおろしそばで、
爽やかなひと時を過ごしてください。
そして秋が深まる頃、北の大地から届く新そばの便りは、まるで味のビームのように私たちの心を惹きつけます。
特に、11月には、茨城が誇る常陸秋そばの新そばをご堪能いただきたいとぞんじます。芳醇な香りと 奥深い味わいは、まさに 秋の味覚の集大成です。
移りゆく季節とともに、旬の食材を大切にし、真の味を追求する私たちの蕎麦。自然の恵みとともに、心温まるひとときをお届けいたします。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。